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万博チケット購入から入場までの主なステップ
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 2025年大阪・関西万博で、パビリオンやイベントの先行予約の抽選申し込みが25日から始まる。10月6日まで販売しているチケット「超早割一日券」の購入者が対象で、専用サイトから手続きできる。

 日本国際博覧会協会によると、「超早割一日券」は協会ホームページから氏名やパスワード設定などを進めて「万博ID」の登録をした上で、購入・予約サイトの「EXPO2025デジタルチケット」などで購入できる。25日からパビリオンとイベント観覧の抽選を第5希望まで申し込めるようになり、抽選の結果は10月7~12日に通知される。

 24日時点で申し込みが可能なのは、水上ショーなどイベント4件と、海外パビリオンや日本館などパビリオン30館。対象は今後広げていく。「超早割一日券」以外は、開幕半年前の10月13日以降に来場日時の予約はできるが、パビリオンとイベント観覧は来年1月13日以降の抽選申し込みとなる。

 協会は抽選申し込み開始を機に、チケット販売を加速させたい考えだ。前売り券の販売枚数は約514万枚(9月18日時点)で、目標の約37%となっている。

 入場券は原則、インターネットで販売する電子チケットで、ネットに不慣れな高齢者らから不満の声も上がっていた。大阪府・大阪市は「万博来場サポートデスク」を設置し、購入方法などを対面で伝えている。

 イオンモール大阪ドームシティ(大阪市西区)内のサポートデスクを24日に夫婦で訪れた奈良県三郷町の山本昌次さん(69)は、スタッフの案内を受けながら「超早割一日券」を購入。「万博には一度は行きたいけど、スマホにたけていない自分たちだけでは絶対に買えなかった」と話した。(西晃奈)

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